写真というよりphotograph
上の世代と決定的に考え方が違うなって思うのは(あ、あくまでも写真の話ね)彼らの多くは「写真とは真実を写すものである」と考えているらしい。
いやいやいや。
カラーをモノクロにした時点で真実ちゃうやんwwww
その真実ってどこから来てるの?
あなたの頭の中でしょ?
それって本当に真実なの?
それが真実だって誰が決めたの?
真実の色ってどんな色?
モニターのキャリブレーションしてんの?
デジタルは実際の色は再現できないけど真実再現できるの?大丈夫?
結局あなたの頭のフィルターから出て来てる時点で真実だと言えるのか?ってことですよ。
前にも「個性的な写真を撮る」ありきの人をディスっちゃったけど、今回も「写真とは真実を写すものである」とか言い出す人も高慢だなあ〜って思っちゃうんです。
たとえば物憂い顔で窓をぼんやり眺めている美女がいたとする
その「真実を撮る」とか言ってるおっさんはその美女をどう撮るんだろうか?
物憂い顔をしてても、晩御飯のおかずに悩んでいるのかもしれないし、足に出来た水虫の心配をしているのか、パチスロで使い込んだお金のことを悩んでいるのか、その女性に聞かなければ分からないことなのにどうやって真実を知るの?
真実を撮るなんて恥ずかしくて言えないやってことなんですけど、そういう方に限って頑なに自説を曲げなかったりするものです。
絵画と写真は違う!とか言い出す人がいるので困ったもの。
やれやれだぜ。
私は写真はphotograph(光)だと思います。
表現の仕方に制限はないほうが幸せになれる気がします(笑)